複数年プランについて
複数年プラン(2 年〜3 年契約)は、SSL/TLS 証明書の契約・支払いをまとめて管理できるプランです。ただし 47 日ルール時代(2026 年〜)においては、契約期間と証明書の有効期間の関係が大きく変わります。本ページでは複数年プランの仕組みと、現在の SSL/TLS 運用における推奨方針を解説します。
2026 年 3 月以降、業界ルール変更により証明書 1 枚あたりの有効期間が段階的に短縮されます(最終的に 47 日)。複数年契約でも証明書自体は短サイクル更新が必要となるため、現在は 「1 年契約 + ACME 自動更新」 の運用を推奨しています。詳しくは 47 日ルール解説 をご参照ください。
📋 複数年プランとは
複数年プランは、最長 3 年間 のサービス利用期間を提供するプランです。契約期間内であれば、証明書更新ごとの支払い手続きを省略でき、証明書の再発行手続きのみで契約終了日まで継続利用できます。
プランの特徴
- 最長 3 年間の契約期間
- 契約期間中の支払い手続きが 1 回で完了
- 契約年数が長いほど 1 年あたりの価格がお得(複数年割引適用)
- 契約期間中は再発行手続きのみで継続利用可能
📊 プランの契約期間と証明書の有効期間

契約期間(最長 3 年)と、証明書 1 枚あたりの有効期間(業界ルールに基づく)は別の概念です。
| 時期 | 証明書 1 枚あたりの有効期間 | 3 年契約での再発行回数 |
|---|---|---|
| 〜 2026 年 3 月 | 398 日 | 約 3 回 |
| 2026 年 3 月〜 | 200 日 | 約 6 回 |
| 2027 年 3 月〜 | 100 日 | 約 11 回 |
| 2029 年 3 月〜 | 47 日 | 約 24 回 |
つまり、契約は「3 年でまとめ」られても、証明書の再発行作業は短サイクルで必要になります。
💰 複数年割引について
複数年プランでは複数年割引が適用されるため、契約年数が長いほど 1 年あたりの価格がお安くなります。
🔄 ドメインと組織の認証について
証明書のプランや期間によっては、複数年契約の利用期間内にドメイン名と組織の再認証が必要になる場合があります。
証明書発行規定(ガイドライン)に基づき、企業認証(OV)・EV 認証商品はおおむね 1 年に 1 度、発行元による認証を行っています。47 日ルール導入後は、DCV(ドメイン所有確認)の再利用期間も短縮されるため、より頻繁な再認証が必要となります。
💡 47 日ルール時代における推奨運用
当社では、47 日ルール時代の SSL/TLS 運用について、以下を推奨しています。
| 項目 | 従来の推奨 | 現在(47 日ルール時代)の推奨 |
|---|---|---|
| 契約期間 | 複数年契約でまとめ買い | 1 年単位の契約 |
| 運用方法 | 手動で再発行・差し替え | ACME による自動更新 |
| 更新管理 | 担当者による期限管理 | システムによる自動管理 |
「契約は長期、運用は手動」という構造は、47 日ルール時代では リスクの先送り になりかねません。短サイクル更新の頻度が増えるほど、手動運用での更新漏れ・差し替えミスのリスクが累積するためです。
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